大学受験を終えた高校3年生・浪人生へ。長い闘い、お疲れ様です。ところで皆さん、何のために大学に行くのでしょうか?いい会社に就職するため?モラトリアムのため?周りが行くから?
皆さん、先輩を見てください。そんな感じで大学に行った人たちが今、どうなっているかを。逆に、目的意識を持って入った先輩たちの大学生活がどれだけ充実しているかを。
運命の分かれ道の一つは、大学入学前にあると僕は思っています。「何のために大学に行くのか」「自分はどうありたいのか」「やりたいことは何なのか」それを言語化しておくことが大事なのです。
だからこそ、大学に入る前に「自分がやりたいことが何なのか」を一緒に見つけてみませんか?
新大学1年生、浪人生向けに、今活躍している大学生・若手社会人、そして同世代の仲間100人と過ごす3日間+αのプログラムをつくってみました。詳細はこちらです→http://bit.ly/2sUSpdN
「やりたいこと」がはっきりと決まっていれば、大学生活は物凄く楽しいものになる。どんなサークルやどんな学生団体に入ればいいかも、探せばすぐわかる。授業も自分の目的に応じたものを選んで取ればいいし、会うべき人もどんどんと見つかる。
そしてどんどん「やりたいこと」が大きく、鋭くなって、さらに情報や仲間が集まってくる。そんなポジティブなサイクルに入ってくるのだ。
大学生を10年間もやっていると、はっきりとわかる。このポジティブなサイクルに入れるかどうかが、大学生活、ひいてはその後の人生の充実度を決める、大きな要因になるということを。
ところがどっこい。95%の大学生は、このポジティブなサイクルに入れない。なぜか。それは、自分の「やりたいこと」を持たずに大学に入ってきてしまうからだ。それどころではなく、「やりたいこと」の元となる「ありたい姿」もおぼろげだからだ。
「やりたいこと」や「ありたい姿」を持たずに大学生になった学生は、どうなってしまうのか。少し具体的なストーリーを紹介したいと思う。
まず、大学の授業に慣れるために、やりたくもない科目の勉強を必死でするだろう。そのうち単位の取り方が分かったら、とりあえずお金を稼ぐために身近なところでアルバイトを始める。
そして大学で友達をつくるため、サークルや部活に入る。その際も、自分の趣味や高校の部活の延長で選んでしまう。また、部活やサークルの中で彼氏彼女ができることもあるだろう。
勉強と、サークルと、アルバイトと、恋愛。その4つでだいたいの学生生活は埋まってしまう。大学生活に慣れたころには、サークルでは執行代になり、アルバイトではリーダーとなり、責任が発生し、忙しくなってくる。貯めたお金は、長期休みのサークル合宿や友達との旅行に使われる。
3年生の夏になるとインターンシップが始まるが、部活やサークルやアルバイトが忙しいと中々参加できない。周りの意識高い人が応募しているので、とりあえず名前の知っている会社にいくつか応募してみるが、社会のことを全く知らないし、エントリーシートに書ける特別な経験もしていないから、殆ど受からない。
なんとか焦って3年の冬や4年の春に就活セミナーなどに参加してみるが、社会経験をしたことが無いから、自己分析も業界分析も、何が何だかよくわからない。面接では「自分が将来やりたいこと」を問われるが、とってつけたような作り話しか出てこず、有名企業には落とされまくる。
景気がいいので、7月ごろにはそこそこの会社には拾ってもらえ内定がもらえたが、先輩社員の社畜っぷりを見ていると、自分の人生に希望が持てない。それでも、就活をやり直すわけにもいかず、留学にも行けず、卒論と卒業旅行が迫ってくる。胸いっぱいの不安を虚勢で押し殺しながら社会に出ていく…
残念なことに、これが今の日本の大学生の一般的な姿だ。そもそもの原因は、大学に目的を持って入ってこないことにあるのだが、それは今の日本の高校のキャリア教育の仕組みや大学入試の仕組みでは、ある意味仕方のないことだ。「自分が何をやりたいのか」「どうありたいのか」を考えたり行動したりすることが、極端に少ないのだ。
実は、僕自身同じ負のサイクルに入りかけていた。1年生からコンビニでアルバイトをし、インターンや学生団体と言う言葉を知ったのは、大学3年生の頃だった。東大に入ったにも関わらず、その環境を全く生かすことができていなかった。
そこから僕は「休学」し、自分のやりたいことやありたいことを必死に探していった。インターンを複数し、プロジェクトに多数関わり、自分で企画をし、起業もし、留学もし、トビタテのような国家プロジェクトの立ち上げに関わり、自分の行動と考えを磨いていった。cf.行動履歴 https://www.wantedly.com/users/19337
もともと僕が東大に入った理由も、「なんとか日本を良くする仲間がほしい」だった。小学校から大学まで同調圧力が苦手だった自分は、「もっと人が個性を発揮し、その力を社会に役立てる国をつくりたい」と願うようになっていた。
そんな僕が願うのは、この国の大学生が「ありたい姿」や「やりたいこと」を見つけ、それに従って全力で行動する、そんな世界観だ。そのために、この6年間、就活支援、留学支援、100億円の奨学金づくり、財団づくり、コミュニティづくり、情報発信、様々なことをやってきた。
そして行き着いた答えは、「もうひとつの「大学」をつくる。」これだった。就活支援、ロールモデルとの出会い、同志や仲間との出会い、メンターシップ、奨学金、留学支援、情報提供、全てオールイン。これらのプログラムを通じて、自分のやりたいことやありたい姿を必ず見つけることができる。それさえ見つかれば、大学での学びもきっと楽しくなる。今の大学が弱いところを補う、「もう一つの「学校」」だ。
この学校は正規の大学ではない。でも、ここでは今の既存の大学にいるよりもはるかに密度の濃い時間が流れている。前回の参加者曰く、「ここでの3日間は、普通の大学生活半年~1年分に相当する」そうだ。
個人的にこのスクールで一番プッシュしたい点は「仲間の存在」だ。100人の行動的な同世代の仲間と、一歩先を行く先輩30人と2泊3日の合宿でこのタイミングで仲良くなれる機会は、この日本にどこにも存在しない。
3日間が終わった後も、1か月間仲間と一緒に自主的に、インターンやイベント参加や勉強会や研究や留学など様々なアクションを行い、自分の「やりたいこと」を見つけ、深めて、広げていく、そんなプログラムだ。
ただ、このプログラムは魔法のプログラムではない。参加者一人一人が、絶対に自分の大学生活を良くしていきたい、やりたいことやありたい姿を見つけたい、そんな強い想いがあって、初めて効果を発揮するのだ(例えば、自由な場では、やる気のある人は3日間で100人と話をできるけど、その気がない人は5人くらいしか話せない。それだけで効果は20倍違う。)。
もし、そんな強い想いを持っているのなら、ぜひこのプログラムに参加してほしい。プログラムの名前は、Narrative Career School。僕が大学1年生の時に欲しかったものを、全て詰め込んだコミュニティだ。
対象は 新大学1年生or新浪人生or心新たに歩みたい新大学2年生。皆さんの参加を、心よりお待ちしています。詳細はこちら→http://bit.ly/2sUSpdN
※他学年、就活生、社会人向けはこちら→http://bit.ly/2GMCYXj
This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)