哲学

「日本や世界を変えたい」と言っている若者って、実は

 自分の都合のいいように世の中を変えたいだけなんじゃないですかね。それは「自分勝手」では?。世の中が変わることで、不幸になる人のことを考えたことありますか。むしろ不幸な人増えませんか。世の中を不幸にするかもわからないのに、どうして君に世の中を変える権利があると言うのか。何を根拠に変えていいと思っているんだ。歴史的、社会的背景も踏まえて説明してくれ。答えられないんだったら、君は今すぐ全ての活動をやめるべきなんじゃないか?

 これくらい批判してくれる人が、活動している学生の周りにいると、いいと思うんですよね。なぜかと言うと、この批判にちゃんと答えようとすると、様々な哲学や教養、歴史を学ばなきゃいけないから。

 でも、そうやって一度ボコボコにされて、そこからちゃんと学んで理論的な背景や哲学を持って活動する学生は、物凄く「強い」。どんなことがあっても折れないし、活動の方向が間違うことも無い。ここまでくると、批判する人も少なくなる。なぜなら、返り討ちに合ってしまう可能性が高いから。

 僕もこういう批判は常々受けていたいと思うし、存分に議論して、様々なことを吸収し、学んでいきたい。

 というか、自分の活動を、一度もちゃんと論理的にボコボコされたことが無い人は、いずれ痛い目を見るだろう。それなら、痛い目を見るなら早い方がいい。

 同学年でなかなかそういうボコボコにしてくれる人がいなければ、先輩や何なら教授や社会人でもよい。とにかく、意識の高い大学生は、一度殺されるくらい批判を浴びた方がいい。

 そこから「何くそ!」と悔しがって、学びを深め、サイヤ人の様に、さらに強くなって帰ってくることができるから。

 

This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)