社会人になるとホントに痛感する。感覚値だいたい、はじめて会ってから半年~1年ちょっと。それを過ぎるとだんだんと距離が離れていく。
だからこそ、今後も関係性を続けたいと思う相手とは、その半年~1年の間に濃密な信頼関係を築かなくてはいけない。大学生だと「いつか仲良くなりたい」とか「いつでもいける」と思うかもしれないけど、そんなこと無いっすから、実際は。
もちろん例外はあるけど、個人的な経験則では、会ってから3ヶ月が勝負。その間にサシ一度を含む3回以上会う。可能ならば一緒にプロジェクトをやる。それくらいすれば、一生続きそうな信頼関係の基礎はできる。基礎さえできてしまえば、あとは半年や1年または数年に一度を会うくらいでも関係性が維持できる。
開示する情報の深さや量も、相手によって変えていく。個人的な話や過去未来の話をしっかりとしておくと、信頼関係構築に繋がる。東大教授の山岸さんの書いた「信頼の構造」とか読むと、そういうのが理論的に理解できるのでおすすめ。
なんなら、会って話すときの体調や声の出し方、表情、指先一つ一つでも相手に与える印象は大きく変わってくる。試しに鏡の前で、指先までピンと力をいれたプレゼンと、そうじゃないプレゼンの違いを見てほしい。自信の現れとか全然違うから。
こういう作法は、センスのいい人は小さい頃から自然とやっているけど、僕みたいに対人コミュニケーションが元々そんなに得意じゃない人は、ちゃんと意識して数年続けないとこういう法則は見いだせない。
ちゃんと人間関係をつくっていきたいと思う人は、騙されたと思ってここに書いた色んなノウハウを使ってみてくださいな。割と劇的に変わってくると思います(無理に会うのではなく、ちゃんと自分の心が会いたいと思う人と。)
This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)