こんにちは、喜多です。3月1日、ついに就活解禁しましたね。色んな企業が、あなたを採用しようと、目をギラつかせています。人出不足の世の中、仕事を選ばなければ、たぶんどこかには就職できます。
でも、皆さんとしては、そうではないのでしょう。お給料が高いところがいい、ワークライフバランスがしっかりしたことろがいい、裁量権がほしい、成長したい、ブランド企業がいい、などなど、色んな要望があると思います。…ちょっと、甘えていませんか?
僕が言いたいのは、それだけです。そういう、待遇がいい会社は、今まで人生で、勉強なり部活なりスキルなり人間関係なりを「積み重ね続けてきた人」がたどり着ける場所です。会社が君に何を与えるのかを考える前に、君が会社に何を与えられるかを考えましょう。
今の就活が売り手市場だからって、勘違いしてはいけない。「あれもしてくれ」「これもしてくれ」のような「くれくれ君」が、就活でいい結果を出したことは見たことがありません。というか、長期的な人生レベルにおいても、結果を残せる人は見たことないかもです。
「自分は、会社や社会に、どう貢献できるのか。」これを考えることから、就活は始まると思います。独りよがりの「くれくれ君」ではなく、相手の目線に立ち、自分ができることを考え、実行していく。人間関係を築き上げるコツと似ていたりします。
「自分は、何を与えられるのか。」これをしっかりと考えると、自己分析も、業界分析も、面接対策もうまく進みます。「何を与えられるか」を考えると、まず自分の強みや弱みを考えなきゃいけないし(=自己分析)、相手(会社や業界)が何を求めているのかを知らなきゃいけない(=業界分析)。そして、「自分はこれを与えられます」をわかりやすく相手に伝えなければいけない(=面接対策)。こんなかんじで、うまく歯車がかみ合う。
就活が解禁して、就活生の皆さんには、色んな情報が洪水のように流れ込んでくると思います。「うちの会社は裁量権あるよ!」「なんの!うちの会社はグローバルだ!」などなど。一見美味しそうな話が、沢山転がっています。でも、大抵それらの仕事は「とびきり活躍している一部の若手」にしか、任されませんから。会社に貢献できない人に、任せる仕事はないでしょう。
だからこそ、「自分は会社に、何を与えられるのか。もしくは、今与えられなくても、将来、何ができるようになるのか」という考え方が物凄く大事になってきます。この考えを徹底すれば、自分に仕事を任せてくれる会社を選ぶことができるし、情報の洪水に流されずに済むようになる。
君たちは、会社にお世話になりにいくのではない。「会社を通じて、社会に貢献しにいくのだ。」その対価としてお金をいただき、自らの生活のみならず、親や子供や周りの人を支えていくのだ。僕らの上の世代がそうしてくれたように。
成長も、裁量権も、与えられるのではなく、自分から掴みに行く。そういうスタンスが、就活を成功させる一番の秘訣なのかもしれません。今日は、そんなかんじです。ではでは。
This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)