哲学

平成賛歌が、きこえてきたよ

僕たち平成、ゆとり世代。生まれてこの方、希望は無いよ。

ささいな幸せ、身にまとい、期待はしない、何事も。

興味も持たない、なぜならば、そうしたほうが、生きやすいから。

期待もしない、損をするから。

漠然としている不安、抱えても、

今日も言われた、ことをこなすよ。

ただひたすらに、日々を過ごすよ。

やりたいことは、わからない、

やるべきことも、わからない。

ただ流されて、生きていく。

周りと同じに、生きていく。

それが一番、得策だ。

目立てば周りに、叩かれる。

それ以外には、道は無い。

とりあえず、今の生活、困っていないし、

しばらくこのまま、いいんじゃないか。

もし何か、ヤバくなったら、考えよう。

それはその時、考えよう。

ゆーて何とか、なるでしょ日本。ここはニッポン、先進国。

外国の、ことはあんまり、わからない。

だけど「とりま」で、グローバル。

外に行くのは、嫌いだけれど。

AI、ロボット、わからない。

社会を良くするとか、興味ない。

一部の人は、盛り上がっているけど、

きっとあの人、宇宙人。

私たちとは、違うから。

そんなことより、さっきのインスタ。

「いいね!」の数は、どれくらい。

あいつのLine、「既読スルー」だ。

まじで、どうして、許せない。

仕事するなら、つらいの、嫌だ。

めんどい上司も、あっちいけ。

家に帰れば、つべでも見よう。

今日もヒキカン、ゲーム実況。

僕らは平成。希望は、無い。

苦労も無いければ、自信も無い。

ただただ、楽しく、そして無難に。

生きてりゃそれで、いいじゃない。

上の世代、何かごちゃごちゃ、言ってるけれど、

いいじゃん、僕ら、ゆとり世代。

今くらい、楽しんだって、いいじゃない。

いつかまた来る、滅びの日まで。

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何となく、カナダのホテルと空港で書いてみたんすよ、これ。

国際会議で、「いのべーしょん!こみゅにてぃ!そーしゃるいんぱくと!」って叫んできたから、何となく反動で笑 ゆーて僕も平成生まれっすからね、なんか日本と違う環境に来ると、逆に時代の空気を感じてしまうというか。あ、ちなみに僕の好きなyoutuberは、ポケモン対戦実況のグラとペリカンです笑

正直、この流れは、止まんないと思うんですよ。

僕がどんなに叫んだって、現実は残酷で、日本という国を殺しにかかっている。

少子高齢化とか、財政危機とか、あれ全部「病気」だと思うんですよ。

病気にかかっているから。ゆっくりと元気が無くなっていく。

若者から元気が失われ、地方から人がいなくなり、人の気持ちに余裕がなくなり、徐々に国が滅びていく。僕ら平成世代の生き方は、そんな世の中を反映しているように思える。そしてそれは、不可避のように思える。

でもなんか、すげー悲しいんですよ、僕。自分が生きている世代が、元気が無いのって。どうせなら、皆で上向いて歩いていきたいし、明るい時代に生きていたい。

僕、小学校の頃の卒業文集で、こんなこと書いてたんすよ。「日本を変える男になる」って。当時から新聞とか読んでたり、小学校に馴染めなかったりして、社会に何か違和感でも感じていたのでしょうか。

まあ、僕のことなんてどうでもいいんですが、皆さん、こんな世の中だからこそ、逆張りするのも、面白いと思うんですよね。国全体としては、これから微妙になっていくかもしれないけど、どこかで底を打つとも、思わなくもないんですよ。そうすると、それからは逆張りしていた人の時代になる。そしたら、最高に楽しいじゃないですか。もう一度、僕らの世代で一から時代をつくっていく感覚を楽しめる。

僕は、そっちの方に張っています。というか、この国の過去の歴史を見ても、やっぱり最後どこかで踏ん張っている。土壇場のところで、坂本龍馬なり伊藤博文なりが出てきて、新しい時代をつくっている。

歴史では彼らばかりが注目されているけど、実際は違う。実際は、彼らに協力した多くの若者がいて、はじめて成り立っている。時代に違和感を感じた若者が集って、痛みを伴ったけど、世の中を動かした。

僕らの世代は、どうなんだろう。痛いのは嫌だけど、たぶん、面白いのは好きだ。ちょうど、希望が持てないこの国であと5060年生きるのには、飽き飽きしていたころではないだろうか。昔と違って、この平和な世の中では基本的に何をしても、血は流れない。実は物理的な痛みは無いも同然だ。それじゃあ、いっちょやってみませんか。ゲーム感覚でもいいし、友達といっしょだからでも、何でもいい。とにかく、少しでもいいから「逆張りの世界」を覗いてみませんか。そして、一緒に上を向いて歩いてみませんか。

 

This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)