就活

今3年生が気を付けるべき9つのポイント

 単位の取り方にもサークルや部活の過ごし方にも慣れ、今が楽しいはずの3年生。でも、どこかいまの生活に物足りなさを感じる時期でもあります。実はその感覚に従えるかどうかが、人生の大きな分岐点だったりします。

 今回はそんな3年生のために、この時期気を付けたいことを9つとその理由をリストアップしてみたいと思います。

1、むやみやたらに夏インターンに行きたがってよい。

 周りがそわそはじめるのに合わせて、ぜんぜん問題ない。やりたいことが無いからインターンに応募してはいけないとか、学生時代に何もしてないから応募できないとか、そんなのは全部嘘だ。むしろ夏インターンを通じて、自分のやりたいことは明らかになっていくのだ。

2、惰性で続けているバイトは夏までにスパッとやめる

 バイトにも慣れて辞めづらいかと思うけど、慣れてきたということはそのバイトで得られる経験も少なくなってきたということ。バイトが理由で様々なチャンスを逃してしまうことは、僕が思う大学生のもったいない行動ランキング堂々の一位だ。バイトをやめた後の「自分の人生についてじっくり考える時間」や「フットワーク軽く新しいことを吸収している時間」はぜひ味わってほしい。

3、長期インターンを始めるならラストチャンス

 4年生になると就活や卒論があって、なかなか長期インターンを始めづらい。ということは、3年生がラストチャンスといっても過言ではない。しかも、バイトの代わりにお金を稼ぐこともできる。長期インターン経験があると無いでは、就活の面接のときの言葉の具体性や説得力がかなり違う。就活前に始めるなら夏までがおすすめだ。

4、自分の専門をもう一度見直そう

 1,2年生で様々な経験や学びをする中で、自分の専門がこのままでよいのか、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。そういうときは、研究室やゼミを変えるだったり、学部や場合によっては大学を変えるのも手です。転部や編入ってじつは意外とできたりするので、興味がある人は大学の規則を調べてみましょう。あと、余談だけど、単位は3年生のうちに取り切ると、インターンや就活を経てやりたいことが見つかった4年生に、全力でそれに打ち込めるのでおすすめ。

5、留学準備のラストチャンス

 3年生の夏に留学するにしろ、4年生で行くにしろ、この時期に準備を怠っては成就しない。奨学金や渡航先の確保は、期末試験に忙しくなる前にやっておかないといけない。

6、サークルや部活の幹事として、覚悟を決める

 3年生にもなると、サークルや部活の幹事として組織にコミットするかそうでないサブメンバーとしてかかわっていくのか、それとも思い切ってやめるのか、覚悟を決める必要が出てきます。サークルや部活でも、本気でやれば学ぶことも多いし、就活で不利になるわけではないけど、中途半端にやるのが一番悲惨だ。今一度自分がどんな大学生活を送りたいかを考え直してみてはいかがだろうか。

7、自分の人生について、深く考えてみる

 このままの大学生活で、本当によいのか。このままの生活の先に待っている人生に、本当に君は満足するのか。そもそも自分は何者なのだろうか。極論、自分が生まれた意味まで問うことができれば、上出来だ。かつての偉人達も同じようなことを考え、苦悩し、答えを出してきた痕跡が、書物にたくさん残されている。それらをなぞり、自分でも考えてみる経験は、人生に今までにない深みをもたらしてくれることだろう。

8、夏の計画は、できるだけ早い段階で決めに行く

 3年生の夏休みは、人生の天王山だ。様々な企業がこれだけ門戸を開いてくれて、幅広く社会を見ることができる機会は、もう一生やってこない。とはいえ、友達やサークルとの旅行や合宿も大事なので、しっかりと計画を立てないと、すぐに予定がパンクしてしまう。予定を立てる前に、「夏は4つインターンに行く」のような目標を立てるのがポイントだ。なんとなく決めるよりも、大事なことを抑えることができる。

9、視点を下げない努力をする

 3年生は様々な世界を見る時期なので、ややもすると、視点が下がって目の前のことしか見れなくなる可能性がある(宝石店できれいなジュウェリー目移りして、本来の目的を忘れてしまうパターン)。

 様々なものを見るときは常に視点を高く、一歩引いて物事を見なければならない。これからの世界はどうなるのか、未来はどうなるのか、そして自分の人生はどうなるのか。常にその視点を持ちながら行動していく必要がある。

 

This article is produced by 喜多恒介(株式会社キタイエ・代表取締役)